AFT(アドバンスドフォーマットテクノロジー)とは、従来HDDのセクタは512Bで
管理していましたが、それを4KBに拡大することで記録密度を高める技術のことです。
HDDの大容量化に伴い「2TBの壁」 と呼ばれている技術的な問題があり、2TBを超える
HDDを開発するためには512Bのセクタでは限界に来たための技術の進歩なのです。
物理セクタ4KB(4096B)のハードディスクは大容量HDDではスタンダードです。
ですが従来HDDとの互換性を考慮し、ファームウェアレベルでは従来通り512Bセクタ
として動作します。ある程度大きな連続セクタ単位の書き込みがある場合、ファーム
ウェアレベルで8セクタ境界のデータを作成して物理セクタに書き込むという、
一種のエミュレーションをおこなっています。この方式は、読み込みは問題が無いですが、
小さいデータの書き込みが連続した場合に著しく速度が低下する事があります。
実際のHDD交換時で起こる事象があります。
添付されているリカバリーディスクでリカバリーできない
・リカバリーディスクは512Bに書き戻すように設定されている為
HDD内のリカバリー領域からリカバリーできない
・リカバリー領域は512Bに書き戻すように設定されている為
リカバリーディスク作成ツールで作ったディスクからリカバリーできない
・どちらの場合も512Bに書き戻すように設定されている為
弊社ではアライメント調整や、オフセット調整などパフォーマンス低下を起こさないように、
様々なアプローチにより大容量HDDへの交換作業を行っています。
また大容量HDD(物理セクタ4KB)交換後でもリカバリーを行えるように専用のリカバリー
ディスクの作成も行い安心してご利用頂けるご提案をしております。
「このパソコンには1TBのHDDは換装できません」と断られたかたがおられましたら、
是非ご相談ください。
代表の森田です