【HDD故障】【SSD故障】【Windowsシステム破損】【無線故障】【光学ドライブ故障】【ウィルス感染】の可能性があります。
■【HDD故障】
HDDの故障は、主に軽度、重度、最重度の3つに分けられます
●軽度:
不良クラスタが発生し、特定のファイルにアクセスした場合にフリーズすることが多いです。実際にはフリーズ中にパソコンに耳を当てるとジジジーなどと特徴的な音パターンが聞こえることが多いです。
軽度障害の場合は、データやOS、今まで使っていたアプリそっくりそのまま復旧できることが多いです。
●重度:
HDDに全くアクセスが出来ず、パソコンから認識ができなくなった状態です。カチカチ、カコンカコンと音が鳴る場合もあります。重度障害の場合は、データやOS、今まで使っていたアプリそっくりそのまま復旧できる見込みは薄いです。
研究所でのデータ復旧もが必要になり、非常に高度な技術を駆使してもデーを復旧することができない場合もあります。
●中度:
上記軽度と重度の中間的な状況です。
※HDD故障時は、電源を入れれば入れるほど症状が進行してデータ消失の危険があります。すぐに電源を切って弊社に相談することをお勧めします。
■【SSD故障】
SSDの故障はHDD故障より深刻になる場合が多いです。なぜなら、SSDの記憶素子は半導体内部にあり、万が一故障した際には分解してアクセスすることが非常に困難だからです。
SSDは軽度の故障である期間が非常に短く、一気に完全故障に至る場合が多いです。SSD搭載パソコンで、フリーズしたりコピーが異様に遅くなった場合などSSD故障の前兆があったときは一刻も早く相談していただくことが重要です。
業務用途などで、SSD故障が困る場合は、耐久性がより高い産業用SSDへの部品交換も賜りますので別途ご相談ください。
■【Windowsシステム破損】
2022年現在、Windowsシステムが破損する多いケースは、HDD故障が引き金になる場合や、Windowsアップデート直後の起動時などがあります。
軽度の破損時は、Windows修復や、ドライバの再インストールでなおる場合がありますが、Windowsは非常に複雑な構造をしているので、本当に治ったかを検証することが実際には出来ません。
最も確実な修復方法は、工場出荷時状態に戻すことや、Windowsの再インストールとなります。しかしながら、この作業を行うと、今まで苦労して作ってきたパソコン環境を最初から作り直す必要があります。
具体的には下記の作業をやり直す必要があります
●メール設定をすべて最初からやり直す(gmailを使っている場合は不要)
●ワード・エクセルのインストールをやり直す(マイクロソフトアカウント、オフィスライセンスが必須)
●プリンターの設定をやり直す
●無線LANの設定をやり直す
●その他、購入してからご自身でインストールしたアプリケーションを再度ダウンロードして、インストールしなおす
●デスクトップ上のデータ、ドキュメントフォルダのデータなどを取り出して元の場所にコピーしなおす
これらの作業は非常に面倒で、ご自身で行う場合は1週間以上の時間を要す場合もあります。弊社にて代行作業をいたしますので、ご相談ください
■【無線故障】
パソコンのフリーズや、動作不良は実は無線LANのカードが故障している場合があったりします。
特に昨今のパソコンはインターネットにつながっていることが前提となっていることが多く、無線LANの故障=動作不安定となる傾向にあります。
無線が故障した場合は、内蔵のカードを新品交換する方法、USBの外付け無線カードに切り替える方法などがあります。
■【光学ドライブ故障】
光学ドライブは消耗品です。時間の経過と共に経年劣化が進み、読込に時間がかかったりCD-Rを認識しにくくなります。
症状が進行するとまったく認識できなくなります。このような場合は、交換が必要となります。
光学ドライブユニットの交換はほとんどの機種に対応可能です。
弊社としては、内蔵タイプにこだわらないのであれば、数千円で入手が可能なUSBの外付けタイプを購入されるのが安上がりで良いかと考えております■【ウィルス感染】
Windows10やWindows11は、だいぶウィルス感染しにくくなりましたが、アドウェア感染は多いようです。
ネットからダウンロードしたアプリをインストールしたときに一緒にアドウェアもインストール(感染)してしまうケースが多いです。
そのほかでは、メールのリンクをクリックしてしまった場合など、アドウェア感染はまだまだ多いのが現状です。
経験的に、アドウェアのエラー画面などが出てきた場合は、複数のアドウェアに感染していることが多く、除去するのが困難なので、Windowsを再インストールすることが最も確実な修復方法となります。