TOSHIBA Dynabook V486Eの旧型PC修理

「パソコン前面」の状態です。特に大きな傷・汚れ等はありません。

「パソコン裏面」です。大きな傷やネジ抜けなどは無い様ですが、ゴム足が劣化している場合などがあります。交換やネジ補充が必要な場合はご連絡致します。

FDDを読み込みません。

HDD回転していません。Bootしません

純正でないFDが内蔵されております。

FDD取り出しました。内部のベルトが切れています。

HDD取り出しました。通常通りプラッターは回転するようです。HDD自体は正常です

2つのストレージで起動時の検証をします。

電源を入れるとカコンと音がします。 OSの起動に失敗してBIOS画面になります。 HDDのプラッターが回転していません。 電源の経年劣化により、HDD回転不能になる現象は、この機種の特徴でもあります。

メインボードをよりコンディションの良いボードに交換します。左が交換するものです

この機種は、経年劣化により、内蔵電池の液漏れが頻発します。 液漏れ箇所をクリーニングし、はんだ再処理、コーティングをして、耐久性アップを施します。

ACアダプタも劣化しておりますので、新品にします。(左が新品)これに伴い、コネクターもオスメス共に新品にします。

ACアダプタメスコネクタをメインボードに取り付けます。これで、接触不良がなくなります。

日付やBIOS設定を保持する電池も新品にします。

FDDを最新の新品FDDに交換します。最新のものは、ダイレクトドライブになっており、ゴムベルト劣化リスクがなく、より長持ちします

右のHDDカートリッジには、右のようなHDDが内蔵されております。

230MB容量です。

まずは、再生した本体で運用ソフト起動確認し、正常であることを確認しました。

BIOSでフロッピードライブを設定します。 1.2にも対応するようにしました

FDフロッピーに関するメニューを改良しました。 このメニューを選択するだけで、1.2Mでのフォーマットが可能となります。

1.2MBでの自動フォーマットを確認しました

産業用のSSDをカートリッジにマウントします。少しでも寿命を延ばすために、放熱もします

表面温度です。問題ありません。

裏面温度です。若干高いですが、裏面全体で放熱をする仕組みなので問題ありません。 金属のテーブル等に置くことをお勧めします。段ボールや布の上など、熱を逃がしにくい素材の上にはおかないほうがよいです