IBM type 6288-39J (2)の旧型PC修理

「パソコン前面」の状態です。

「パソコン裏面」です。大きな傷やネジ抜けなどは無い様です。

内部を見ると、黒いホコリのようなものが大量に堆積しています

金属粉だとすると、ショートの可能性が高いです

HDD取り出しました。HDDクラッシュの可能性が大きいです

微細なカーボン系の埃で触れると黒くなります

新HDDにリカバリー

リカバリーディスクでOSインストール

工場出荷時起動確認

運用アプリケーションディスク

インストール

特殊な通信ボードです。基板はコーティングがされており、耐久性が高くなっております。

PCIデバイスドライバー不適です

本体とのデータ通信ができず、動作しません。

ドライバーインストールしました

メインボードは劣化はしているものの、動作は正常です。

やや動作温度が高いので、動作温度を下げることにより延命が可能です

全分解をして、シャーシのさびをチェックしました。問題ありません。

メインボードを洗浄後、コーティングをおこないました。これにより経年劣化しにくくなります。

CPUを冷却するグリスは十年以上交換していないので、洗浄後最新の熱伝導グリスに交換します。冷却効率アップにもつながります。

写真8のように、電源ファンでCPUを冷却していたのを、専用ファンを取り付けることにより、冷却能力をアップします。

右がオリジナルの電源ユニット、左が交換した産業用電源ユニットです。もちろん交換後のユニットのほうが耐久性が優れております。また、電源容量を100Wから200Wに倍増しました。これにより、余裕が生まれ耐久性もアップします。

インターフェースボードは、非常に入手しにくいものなので、寿命を延ばすために専用ファンで冷却します。

全部品を組み込み、配線をしました。配線は、故障しにくいように、記憶媒体への電源ラインFDD,CDDへのライン、冷却ファンへのラインを分けております。

CPUファンなし(停止)の場合の温度です

CPUファン動作時にはCPUが冷却されていることを確認いたしました。

インターフェースボード冷却しない場合

インターフェースボード冷却により温度が下がり、長寿命が期待できることが確認できます