HP Proliant ML350の旧型PC修理

「パソコン前面」の状態です。特に大きな傷・汚れ等はありません。

「パソコン裏面」です。大きな傷やネジ抜けなどは無い様です。

イメージセッター用途のserverは非常に重く、安定的に長時間の連続運用に耐えるデュアル電源、ストレージはscsiHDD3台でRAID５構成

電源を押すと大きなファン音がして起動しない 分解調査開始

正面カバーを開けると3台のHDDがマウントされています

全て抜き出して検査開始 中段のHDDは3年前に交換したストレージです

2台で電源を供給し電源断トラブルに対応するデュアル電源 分解調査します

CPUとメモリを冷却する特殊なファン

HDDを冷却する内部ファン

マザーボードを取り外します

マザーボードに使われるコンデンサ部品は3年前に膨張破裂部品を交換したが、未交換な部品が経年で容量異常を起こした可能性が高い

3年前交換も含めてすべてのコンデンサ部品を交換して検査継続

正面のインジケータは変化します

POST画面表示確認

SCSI3台のHDDをすべてクローン化して検査継続

3台でRAID5構成されていたが下段のHDDに障害が及びRAID崩壊していました。 RAIDリビルド（再構築）は非常にリスクの高い作業の為、事前に合計台のストレージにクローン化したうえで再構築に臨んだ。 凡そ18時間かけてRAID再構築した。

ECC対応のserver用メモリ 3枚実装されているが1枚不良が見つかった その後の検証でもう一枚不良発見 合計で2枚交換しました

デュアル電源右は緑点灯しているが、左は点かない

リビルド後にウォームブートで2000server起動確認

RAID構成されたストレージのCドライブの空き容量は少なくなっていますが。Dドライブデータ領域には100GB程度の空きあり

仮HDDでRAID再設定 起動成功

電源ユニット2台中1台のファンError

デスクトップ起動確認

再構築したディスクにエラー確認 チェックディスクで修正します

新SCASIへ磁気情報転

業務クローン機器で完全コピー

クローン化したSCSIディスクをスロットにマウントします 全てのアクセスランプが点灯しています

貴重なSCSIディスク 交換した元HDDも返却します

2000ログイン

サーモグラフィカメラで温度測定 RAIDボードだけが赤いですが正常な値です その他のメモリやCPUは非常に効率よく放熱される構造です 最終検査を実施して納品です