IBM TSM-845GV-B01の旧型PC修理

パソコン正面です

パソコン背面です

お客様より送付頂いた添付物一式です。 パソコン内部で何かが転がる音がしています

パソコン内部です。 CPUクーラー固定用の金具が二つとも外れています

外れている金具と固定されていないCPUクーラーです。見たところクーラーは電源ケーブルで抑えられていたため内部で転がるようなことはなかったようです

CPUクーラー固定部のプラスチック部品が二か所折れています

ご申告のあった通りパソコンは電源を入れても画面に何も映りません

オリジナルHDDはPATAの40GB 型番はST340014A

オリジナルHDDのクローン作製に成功

マザーボードは劣化しているためオーバーホールが必要です。 型番はPM-845G3/GL/GV REV:3.3 海外にて流通あり

マザーボードのコンデンサが一つ破裂しています

クローンHDDを参照したところ中身はOS2のようです。実際の使用領域はおおよそ10GBです

オリジナルHDDの使用時間はおおよそ47000時間です

マザーボードの破裂しているコンデンサを交換致しました

70×70×15ファン CPUクーラーには大量のほこりが付着しています

各種パーツのほこりを除去し再組み込み致します

画面出力を確認

専用PCIツールによるbios上での簡易テスト通過

bios画面です。時計が20分ほど遅れていますが設定等は保持されているためボタン電池の残量はまだあるようです

クローンHDDにてパソコンの起動を確認。オペレーティングシステムはOS2のようです。前提接続設備があるのかマウスの操作は出来ますがボタンを押しても画面の推移等はなし

起動してからしばらく経過するとプリンタもしくはバッファ接続の上でエンターキーを押すように指表示されるためパソコン単体としてはこの状態が正常だと思われます

CPUはsl6vr Celeron 2.0 GHz、128 Kキャッシュ、ソケット478 CPUの動作に目立った異常はありませんがクーラー用固定パーツが破損しているためその部分の修理は必須です

リアファン 60×60×25

電源は独自規格の小型サイズ220Wです。 使用コネクタはマザー20ピン、CPU4ピン、ペリフェラル4ピン×2、フロッピー4ピン

電源は12Vが低いです

電源を別の物に交換しても挙動に変化はないようです

電源内部です、劣化しているオーバーホールが必要です

内蔵電はCR2032

RS-232C インターフェースカード 同一品の流通無し

稼働中の熱分布に異常はないようです