【電源故障】【マザーボード故障】【SSD故障】【Windowsシステム破損】【無線故障】の可能性があります。
■【電源故障】
パソコンにおいて、電源は「心臓」の役割があります。想像してみてください。もし、心臓に病気を抱えると人間はどうなりますか?
パソコンもこれと同じです。電源ユニットが故障すると、軽度な場合でもパソコンが予期しない動作をします。代表的なものとしては、
・ネットにつながらない時がある
・動きがおかしくなる
・フリーズする
・起動しない場合がある
などです。軽度であればあるほど、診断が困難になります。しかし、故障は使っているうちに必ず進行し、最後には完全に壊れて起動不能になり、通電も出来なくなります。
修理方法は、電源ユニットごと交換することが最も手っ取り早いです。
小型のパソコンであればあるほど、電源ユニットが特殊になる傾向があり、部品代も高額になる傾向があります。電源ユニットを長持ちさせるコツは、高温にさらさないことです。
つまり、熱がこもる場所に置かない、ホコリが多い場所に置かない、通気口をふさがないことが重要となってきます。■【マザーボード故障】
マザーボードは「メインボード」や「メイン基板」とも呼ばれています。デスクトップPCや、一体型パソコンのマザーボードには、「アルミ電解コンデンサ」が使用されており、この部品が故障することが多いです。アルミ電解コンデンサーの寿命は温度と経過時間に依存し、7年くらいすると寿命に近づく傾向にあります
特にノートパソコンにおいては、経験的に、マザー故障しやすい機種が存在し、該当する場合はマザーボードを交換してもまた同じ故障に至る場合もあります。デスクトップパソコンのマザーボード故障以外は、メーカー修理の方が再発のリスクが低いです。
■【SSD故障】
SSDの故障はHDD故障より深刻になる場合が多いです。なぜなら、SSDの記憶素子は半導体内部にあり、万が一故障した際には分解してアクセスすることが非常に困難だからです。
SSDは軽度の故障である期間が非常に短く、一気に完全故障に至る場合が多いです。SSD搭載パソコンで、フリーズしたりコピーが異様に遅くなった場合などSSD故障の前兆があったときは一刻も早く相談していただくことが重要です。
業務用途などで、SSD故障が困る場合は、耐久性がより高い産業用SSDへの部品交換も賜りますので別途ご相談ください。
■【Windowsシステム破損】
2022年現在、Windowsシステムが破損する多いケースは、HDD故障が引き金になる場合や、Windowsアップデート直後の起動時などがあります。
軽度の破損時は、Windows修復や、ドライバの再インストールでなおる場合がありますが、Windowsは非常に複雑な構造をしているので、本当に治ったかを検証することが実際には出来ません。
最も確実な修復方法は、工場出荷時状態に戻すことや、Windowsの再インストールとなります。しかしながら、この作業を行うと、今まで苦労して作ってきたパソコン環境を最初から作り直す必要があります。
具体的には下記の作業をやり直す必要があります
●メール設定をすべて最初からやり直す(gmailを使っている場合は不要)
●ワード・エクセルのインストールをやり直す(マイクロソフトアカウント、オフィスライセンスが必須)
●プリンターの設定をやり直す
●無線LANの設定をやり直す
●その他、購入してからご自身でインストールしたアプリケーションを再度ダウンロードして、インストールしなおす
●デスクトップ上のデータ、ドキュメントフォルダのデータなどを取り出して元の場所にコピーしなおす
これらの作業は非常に面倒で、ご自身で行う場合は1週間以上の時間を要す場合もあります。弊社にて代行作業をいたしますので、ご相談ください
■【無線故障】
パソコンのフリーズや、動作不良は実は無線LANのカードが故障している場合があったりします。
特に昨今のパソコンはインターネットにつながっていることが前提となっていることが多く、無線LANの故障=動作不安定となる傾向にあります。
無線が故障した場合は、内蔵のカードを新品交換する方法、USBの外付け無線カードに切り替える方法などがあります。